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2007/10/09

俗称“アシュリー療法”を希望する2例目か

いつも拝見している spitzibaraさんの記事から。

英国でついに第2例目か?(アシュリー事件から生命倫理を考える、2007/10/8)

親が子どものことを思ってすることなのだから、外部がとやかく言うことではない、とのコメントがやはり出ているらしい。親が自分の子どもについてとてもよく考え心配している点についてあまり否定するものではないが、しかし何でもできるわけではない。
また、傍らでずっと介護している私たちのことを、そうではないあなた方が分かるわけがない、とのコメントも、それとこれとは話を分けないといけない、と返しておく。
 

別稿でMCA2005(Mental Capacity Act 2005)という英国後見法について紹介している。blogにも少し書いた。
http://homepage3.nifty.com/mnagawa/#mca2005

勉強していくと、それは単に後見法であるというよりも、本人の自己決定をどこまで追求しうるかが書かれてあるように思える。他者に対する侵犯は、たとえそれが善意に基づいていてもすべきことではないとする姿勢から始まっているらしい。なぜこのような立法に至るのか、日本と比べて驚く。日本の場合は、親族等の近しい人の意思が本人の意思と同一化されることが時に正当化される場合(あるいはそれを許す心情)があるように思える。だからある人は、日英におけるメンタリティーの違いと評していた。そのようなメンタリティーを持つ英国でも、このような話は起きるのか。
ただしこのMCA2005も、いったん条件をクリアすれば、いろんなことが他者に対してできるのだが。そういう意味では、他者侵犯のための複雑な免責条件が整備されたという皮肉な言い方もできないわけではない(これはかなりひねくれた見方ですので念のため)。

誤解の無いようお断りしなければならないが、今回の娘さんは15歳らしい。すると少なくともMCA2005の対象にはならないように思える(確か16歳がラインだった)。むしろ児童法に関わるか。

前のblog記事としてこの法律の10月1日施行を紹介した。そのため、今回の記事が気持ちに強く引っかかってしまい、少し強引なコメントの持って行き方になった。
 

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