集中講義の世話係と、それからカンボジア
昨日・今日と2日間に渡って「児童福祉論」の集中講義をしていただく。非常勤講師をお迎えする2日間。
ここ何年か続けておいでいただいている。私がずっと世話役となっている。授業そのものを私が拝聴することはないが、講義終了後や昼食時にあれこれお話を伺えるのは有り難いところ。
今回はカンボジアからの帰国直後とのことで、その辺についてが主たる話題だった。
ポル・ポト政権による大量殺害によって社会基盤が大きく傾いだところだが、教育インフラや教師不足について援助しようとする活動がある。先生の渡航もこれに関連したことだったらしい。いろんなことやってらっしゃるんだな。
この先生の専門が児童養護や虐待などもカバーしているため、話題は自然とそちらにも及ぶ。ストリートチルドレンのこととか。彼らを保護する施設や活動というのもあるようだった。
ひとつ記憶に残ったのは、個人がそのような子どもを預かるという場合もあるというところ。里親や養子なのか単に世話するってことなかとかそういう詳しい話は聞かなかった。あまり区分しても仕方ない気もした。
宗教組織などによる保護・養育施設などの社会活動が発生するのはパタンとしてあるわけだが、社会情勢があまり整理されない段階では、やはり個人によるそういう話も起きるのだと言ったら失礼になるだろうか。上手く言えないのだけれど、ああそうか、人はもともとそういうものなのだなあという気がしたというか。
ところで翻訳している本(知的障害がある親の子育て支援 in 英国)はどうなったの?とこっちにも話題を振られる。あともう少しなので追い込んでいかなくちゃいけないです、はい。ほかの原稿もあれこれ押していて…
それはそれとして個人的な発展的関心もあり、諸事実確認のために英国の児童家庭福祉の専門家から話を伺いたいと思っていたのだが、なかなかつながらずにこれまで苦労していた。それで彼にも誰かご存じありませんかと聞いてみる。すると、英国についてやっている知人が1~2いるので、紹介しましょうということに。うぁ、最初から頼れば良かったかも。
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