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2007/08/06

MAXqda2007

このソフトウェアを導入。大学の法人クレジットカードができあがったので使い初め(ぞめ)で買おうと思ったのだが、一瞬間に合わず、普通の手続きで発注した。(発注の翌日に“カードが出来た”と連絡をもらった)

MAXqda2007 (VERBI GmbH)
 
デモ版がダウンロードできるので、関心のある方はここから入手されたし(試用は30日限りということになっている)。
 

MAXqda2007とは、すなわち質的データの分析を簡便にしてくれるソフトウェアということになるか。以下の本が便利。MaxQDA を始め、代表的な質的データ分析用のソフトウェアについて簡単な使い方も含めて紹介している。

定性データ分析入門―QDAソフトウェア・マニュアル(佐藤郁哉、新曜社)

※この本の利点は、実はソフトウェア紹介本というだけではないところ。質的データの分析について、ならびにいわゆるグラウンデッド・セオリー・アプローチ(GTA)について、1章を設けて著者の視点からまとめて議論している。GTAについてまったく知らない人が読んでも意味はないかもしれないが、あーだこーだと悩んだ経験を持った人なら、面白く読めるのではないかと思う(著者の他の本も読んであるとなお良い、ってか、エスノグラフィーとか知ってたほうが良さそうな)。
 
 
話を戻して MaxQDA2007。
ただしこれを使えば質的分析がサクサクできちゃうというものではない。データを手と足で集め作らなければならないのは同じ。ブラックボックスのようにデータを入れると勝手に答えが導き出されることもない。しかしひとつひとつ手作業でやっていたデータ整理・検討部分を簡便にしてくれるという点は便利だ。また紙ベースでたいへんだったところの効率が向上する。
 
 
これまでもあまり方法論にこだわっていない。いわゆる質的方法は、良いデータを仕入れ具体的事実に沿って書くこと、根拠を明確にすること、論理を自分で組み立てること、が核だと思っているから。しかし面倒さが省かれ、効率の良さによって新しい視野が開かれやすくなるところは有り難い。

今まではガシガシ素朴にやっていることが多かった。アイディアツリーなどを使うのが関の山で。たとえばグループインタビューのデータをセンテンスで区切り(切片化という人もいる)、カテゴリーごとに整理していった。アイディアツリーは元来アウトラインプロセッサだが、階層構造が作れるので、センテンスを構造化していく際に使った。わかりやすい外部記憶媒体持ったようで、便利だった。上述したように、これがあるからすごい発想がわき出てくるというのではなく、頭の中で苦労してやっていたことが楽になるなあという有り難さだったと思う。しかし自分以外のところにいったん置いて見回せるというのは便利だった。
 
 
さて、それで MaxQDA2007 である。既に以前から使いこなしている人もいるだろうと思う。私はこれから。どうなるかは不明。
ひとまずは既に検討したデータを入れて遊び始めている。上述のグループインタビューデータもこれから入れてみるつもり。加えてデータは取ったけどまだ整理し切れていないネタ、それに最近採り始めた調査などを入れてみようというところだ。

上記の紹介本では前のバージョン(MAXqda2)だった。そのときには本文は日本語OKだったがコーディングは英語(1バイト文字)しか許されなかった。今回の MAXqda2007 ではコーディングも日本語でできる。

ソフトウェア自体は英語なのだけど、マニュアル(導入編)の日本語翻訳版がある。「定性データ分析入門」著者の佐藤郁哉氏が訳してくれていた(協力:遠藤貴宏氏)。ダウンロード版のページにあるので、これも一緒に落としておこう。有り難い。
 

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