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2007/04/28

Code of Practice 最終版

英国の新しい成年後見法であるところの Mental Capacity Act 2005 については、今年度4月より施行の予定だったが、準備の遅れから半年延びている。

→関連ページはこちらから(項目h)を参照

これに合わせてあれこれと動きがあるのだが、そのうちのひとつというか、Code of Practice の最終バージョンもやっと公開された。以下の場所から入手可能。
英国憲法事項省(Department of Constitutional Affairs; DCA)内の MCA2005ページ

今までずっとドラフトバージョンしか無かったんだけど、あれは印刷すると「DRAFT」の文字が黒くなって読みにくいったらありゃしなかった。正式バージョンはイラストが入ってカラーで美しいし、構成・デザインもよくなってるし、読みやすい。
 

Code of Practice はその名称から察しがつくように、MCA2005の運用と活用を実際にする場合、具体的にどうすればよいのかについて説明してある文書ということになる。関係する役職・役割・機関の説明、どう使えばよいのか、あるいは本法で重要な best interest って何なのか、また実際にはどうすることが本人のベスト・インタレストを保障することになるのか、手順が書かれている。

…ということになっているのだが、あまりピタッと来る感じのようにも思えない。例えばベスト・インタレストについての項目を眺めてみるのだが、まだ一般論の指摘の域に留まっているような。
この点について専門家(英国に詳しい民法等の研究者)に聞いてみると、彼の国もやりながら考えていくような雰囲気で、あまり事細かに決まっているわけではないらしい。

とは言え、まだちゃんと読んでいない。上記の感想も、ドラフトを読んだ時点での感想なので、正式版では幾らか変わっているかもしれない(と思ってさっき眺めたけど、どうかなあ…)。

きちんと読んでいない人間があれこれ言うものではない。また専門家がいろいろ書いてくれることだろう。真面目に読めば相応の指針を私たちにも与えてくれるかもしれない。後日このエントリーが「すいません、あのときは勝手なことを書いて、私が浅はかでした」とお詫びをすることになればよいと思う。
 
 
ps.
1.なお、本件(MCA2005関連)については、矢部久美子さんも紹介している。
<192> 独立メンタル・キャパシティ・アドボケイト・サービス始まる(矢部久美子のイギリス福祉情報 No.68)(2007年4月13日)
矢部さんが記載しているIMCAについて、Code of Practice では第10章(p.178~)で説明されている。

2.それから当然というか easy-read version も存在しており、というか正式版に先駆けて2006年3月に出ている。これは手元に持っている。ただし内容に食い違いがあるかどうかなどの確認はできていない。
  

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