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2007/03/05

肢体不自由学生の支援(その2)

独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が主催する「第6回障害学生修学支援セミナー」があり、助言者のピンチヒッターとして参加した。

第6回障害学生修学支援セミナー参加募集のお知らせ(日本学生支援機構)

本来なら行くはずではなかったが、担当者のやむを得ない事情により急遽代わりを務めることになったもの。
興味深かったのだが、きちんと書くと長くなるので、以下ざっと見るだけにする。
 

参加者は大学の障害学生支援に携わっている職員。多くが事務職員であり、一部教員が加わる構成。これは各大学での支援体制がどのように構成されているのかを反映しているということか。つまり、教員ではなく事務職員が主体的に支援体制を構成しているのだなという話。
筑波大学は日本学生支援機構の「障害学生支援ネットワーク」拠点校にもなっているので他学からご相談いただくのだが、それを見てもやはり関係事務の方々からのご質問となる。

この拠点校の話については、別のエントリーにして改めて書く。

ただそれにしては今回のプログラム、授業の工夫に関する講演があったりして、これは教員も聞かないと益がないのではと感じた。

それはそれとして。

私が参加したのは分科会で、肢体不自由学生の支援について話し合うもの。
司会が幾つかのテーマを用意する。

ひとつがハード面。
設備改修などはどのように行うか。優先的に行われるか。エレベータなど作ってもらえるか。
或る大学では人数割りなどによる一部分を優先枠として設ける。
他の大学では細かい買い物は可能だが、大きなものは困難という話。
ウチの場合、小さな改修はすぐに対応してくれる。側溝の枠に車いすの前輪が挟まる場合、比較的速やかに交換してくれる。入り口の不具合も簡単にできるものならばすぐ対応する。
大きな改修については年度ごとに要求をまとめて提出する。施設部との話し合い。
もうひとつ、「ユニバーサル大学化プラン」を作成して執行部の承認を得る。こうすると順次実現しやすくなる。また関連部局から逆に声をかけてもらえる。

エレベータの設置はどうかについて。
うーん、これをすぐに設置してくれる大学はそうそうあるわけではない。やはり全体の新築等の際に設置してもらうようにしていくのが精一杯か。

車いす利用学生の使える机が教室にあるかどうかについて。新しい教室はスペースがあって車いすの学生が利用可能。でも旧い建物はなかなか難しい。空き場所に机を置くことになる。
あるいは特別な机を用意。高さなどカスタマイズ可能にするとともに、移動容易なようにストッパー付きのキャスターを購入するとか。こうすれば個別対応可能とともに、別の学生も使える汎用性を主張して購入予算を得やすくなるかもしれない。

また車いすに設置する学習用の板を作成するというアイディアもあった。例えばこんなものだ。
運動障害のある学生に対する学習支援について(ページの下のほう)

今回はここまで。
続きはまた別エントリーで。
 

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