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2007/03/15

Black Eye Lady/吉田美奈子 ~ 糸のきらめき/くらもちふさこ

高校の頃だった。マクセルのCMで流れていた曲。

Black Eye Lady/吉田美奈子(blog「かせたにのつぶやき」より)

声とはこんなにも出せるのか、歌とはこんなふうに歌うのか、出すのか、と思ったような気がする。気持ちを絞り出し、そして艶っぽい。深い。たぶんそれ以降、私の“上手い歌い手”のひとつの基準となっているように思う。
 

アルバムとしては「モンスター・イン・タウン」に収録された。しかしCMのイメージはひとつ前のアルバム「モノクローム」そのままだった。それでお金のない私は、どっちのアルバムを買えばよいのか悩んだ。結局「モンスター・イン・タウン」を買ったのだが、まあ、それでこそ表題の曲を聴けたわけで。

モンスター・イン・タウン/吉田美奈子
モノクローム/吉田美奈子

その頃好きだった女の子の前で吉田美奈子の話をしていたという記憶がある。たぶん少し背伸びをするための材料だった。
昔からこの系列のミュージシャンを聞いてきた人や音楽をよく知っている人たちには、「モンスター・イン・タウン」収録のTOWN(#1)や編曲などに注目するようだ。しかし私はCMで初めて耳にして離れられなくなっただけの素人なので、そういう言及はしなかった。バラード系というのか、「モンスター・イン・タウン」でいえば Lovin' You(#2) ~ Nights In Her Eyes(#3) ~ Black Eye Lady(#4) の流れがとても好きで、これを聴くためにときどきCDを引っ張り出す。
 
 
くらもちふさこの作品に「糸のきらめき」という短編がある。

糸のきらめき/くらもちふさこ
くらもちふさこ Wikipedia

ピアノの才能を貧困によって絶たれ、たまたま場末で歌い始めたのがそれなりの人気となる。トラブルがあってNYへ逃げるも、拾われたスラムから再び歌を始める。いつしか彼女はUSでも名を成す。
大切なときに日本を逃げた彼女に帰国して活躍する場はないと思われたが、ある国賓の所望によって日本の舞台で歌うことになる。小さな客にも過去の裏切りをなじられる主人公。しかし歌い始めると皆が彼女を認め讃える。そのときに彼女に向かって投げられたテープが、さながら糸のきらめきのように映えた。
これに苦い恋愛が絡んで物語を織り上げていくのだが、それはカット(単に書くと長くなるからという理由)。

彼女の歌唱の際に、いつの間にか私は吉田美奈子をダブらせるようになっている。

彼女のことを私はよく知らない。今でも彼女の歌を聴くと、高校の頃に戻ってしまう。
じっくりと、歌を聴きたい。

吉田美奈子 official web site BELLS
 

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