コミュニティフレンド意見交換会(研究会)
PACガーディアンズという私たちのNPO法人で「コミュニティフレンド」の試行を始めて半年弱。その間に7組のコミュニティフレンドさんが利用者さんとの訪問・関わり・付き合い(なんて言うのが良いのかなあ)を何回か行っている。
→コミュニティフレンド(PACガーディアンズ)について(mnagawa)
その様子を聞いたり事業改善の資料とするため、1月14日に集まってもらい意見交換会・研究会を開催した。
基本は、(知的・発達・精神など)障害のある人のところへコミュニティフレンドが訪ねていくというかたちではある。コンセプトは友だち。
ただしこちらでこうしなければならないという枠を窮屈にしないで始めていることもあり、さまざまな関わり方になっていることが伺えた。訪問時間、訪問頻度、訪問場所、互いの関係、以前から知っていたかどうか、利用者さんの障害や特性、互いの年齢、互いの性別、会ってからの行動、など、千差万別。いや7組だから最大7パタンだけど。
(そういう報告は改めて報告書に書きます)
例として、その会から発言・報告を抜粋する(適当に編集し直している)。
●自分の娘のところに電話が来るのですねと驚き歓迎してくださった母親。娘さん(利用者)は上手く話せないが、筆談でやりとりをしているとのこと。そのお宅でたまたま母親が家を空けたところ、普段はそんなことをしない父親がお茶を運んでくれたとか。ヘルパーさんや職員が来てもその父親は腰を上げないのだそうだが、娘さんの客として受け止めてくれたらしい。
●精神科病棟の入院患者で利用者の方。これまで自分のところに面会に来る人などいなかったと毎回喜んでくれているという。
●派遣社員ならぬ“派遣友だち”みたいなものだけど、お見合いみたいに入ったけれど、最初はどうあれそこから始めていけば良いと少しずつ関係をつくっているペア。
●相手のニーズに応えるだけじゃなくて、ついでに自分の買い物にも付き合ってもらおうかなとショッピングモールを歩くペア。互いのアルバムを見せ合うペア。
●以前は支援職員であったのが、その後退職等で改めてコミュニティフレンドとして付き合いを始めるペアもある。職員として会ったときの縛りが無くなったことに気付いた。これは楽だ、との感想。
●また職員なのか個人なのかと互いの関係を取り扱いかねていた人が、コミュニティフレンドという立場に落ち着いたという人。
●グループホームに居る利用者を訪ねる人もある。そのような場合、受け入れ側にどう説明するかがわかりにくいかも。一部は事前説明で理解してくれたところもあったが、新規である故の工夫が必要かも。いっぽう、コミュニティフレンドという立場を得たことで理解されやすくなったという人も居た。
これらの発言等を聞いての私の感想。
キーワードを「友だち」とすることで、「サービス」とは違う発想ができるようになるんだなと、その効果に少し驚いている。この二つの言葉は近いようでいてそうでないようだ。
それから、障害が重いとコミュニティフレンドは意味がないのではないかとの質問を聞くことがあるので、これをコミュニティフレンドにそのまま問うてみた。彼女と私はそれなりのやり方で一緒の時間を楽しんでいると思います、との答えを何名もしてくれた。
問題点を出して欲しい意図もあったのだが、そちらはあまりもらえなかった。もう少し聞き取り方を工夫していきたいと思う。またなにより利用者からの反応・感想取得がまだ十分ではなく、これを行う必要がある。いつの間にか管理的になるというパタンは気をつけなければならない。
既に第二期の利用希望者が出てきている。新規養成なども行っていく必要がある。
私たちはまだ試行事業としてよちよち歩き始めたばかりだが、これの大先輩である「コンタクトパーソン」はスウェーデンの知的障害者の半数近い(約44%)人が利用しているという。それはいったいどういうことか? 他の制度とどんなふうに組み合わせて生活を広げているのか?
そんなことが明日18日の話題になる。
→河東田博先生の講演会(1/18、市川)
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ところで、コミュニティフレンドと書くのが長いので、ときにCFと略号を使わせてもらっている。まだ知られているわけでもないので一般文書の場合などは略さないで書くように努めている。でも関係者の間で自然と略称ができるのは面白い。今のところCFと書く場合もあるけれど、しゃべりで使われるわけではない。
先日“コミフレ”と言っている人がいて、興味深く感じた。どうなっていくのか楽しみ。
いずれ“コミフレ”と気軽に呼ばれるようになることを夢見ようかな。
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