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2006/10/03

実にワタヌキではないか

成田で1件、千葉で2件、仕事もしくは用を足す。その途中で本屋に立ち寄ったところで「家守綺譚」の文庫版を目にして購入。

梨木香歩「家守綺譚」新潮文庫
→単行本はこちら

梨木さんの本はすべて単行本のときに読んでいる。しかし文庫版には大抵そのときになかった短編が収録されていたりするので、おめおめと買わされたりするのである。今回は、主人公である綿貫征四郎の書いた(という設定の)随筆の一篇であった。本編に加えるに相応しく、買わされたという気がしない。

それに今回は1~2、興味のあることもあった。

まず文庫版のカバー装画がとても良い。神坂雪佳氏の「雪中竹」という作品であるとのこと。つまり半分はいわゆるジャケット買い(カバー買い)でもある。

もうひとつ、本文は既に読んだということで、あちこちをめくり読み直していてふと気づく。主人公・語り手が、四月一日君尋(ワタヌキキミヒロ)となんだか似ている。

四月一日君尋は CLAMP の xxxHOLiC のメインキャラクターである。
xxxHOLiC(TBS)

家守綺譚の綿貫征四郎とは、先ず姓が同じ読み(ワタヌキ)である。そして、両者ともこの世のものでないものに好かれ、引き寄せる。友人が居る(かたや高堂、かたや百目鬼静/ドウメキシズカ)。その友人がどうにも飄々として人を食ったキャラクターである。

なんとも偶然にしては奇妙な気もする。作者のどちらかが他方からインスパイアされたのだろうか? いや、やはり偶然か。
ワタヌキという姓は、もともとそのような属性を有することとされているのだろうか?

「家守綺譚」は梨木さんの作品の中では好きな部類に入る本だったが、この符合を思いついてからは、どうにもイメージが離れなくなってしまって困る。ならばいっそのこと、xxxHOLiC の四月一日君尋と百目鬼静のイメージで本書を読み直してしまおうと思い立ち、文庫版を手元に置いている。

さて、面白いことになった。読み進めるうちに、壱原侑子もひょっこり本書に出てくるかもしれぬ。

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梨木香歩「家守綺譚」

投稿: ながわ | 2006/11/26 00:35

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