コミュニティフレンドを巡る幾つかの質問(市川の後見研修会)
7日だったか、市川市で知的障害者等の成年後見について研修会。主催は市川手をつなぐ親の会。9月4日の佐藤さんの研修会と2回シリーズで、私が後半を受け持つ。1回目(4日)の分についてはこちらで紹介されている。
2回目の私は、PACガーディアンズの業務内容やコミュニティフレンド事業の説明を行う。反応は良かったのかどうか、よく分からない。スケジュールを把握していなかったために予定より長く話してダレてしまったかもしれない。演習あるいはワークを何か入れた方が好まれたんだろう、たぶん。
第1回で既に話しただろうと思いつつ、後見関係だけですべてが解決するわけではない、支援をどう組むか、連携をどうするかが問われるということは繰り返した。そこから話し始めた。
質疑応答が興味深かった。
まず、コミュニティフレンド(CF)を利用する本人にどう説明すればよいかという質問。
お友だちですよと言われてああそうですかと受け入れてくれる人も、そうでない人もいるだろう。これは第三者後見人のときと似ているところがあり、違うところもある。まだ効果的な口説き文句は開発していない。正直に話すしかないところかと思う。
CFには二側面有る。ひとつは友だちになりに来たんだということ。もうひとつはもう少し功利的に、出かけるときのバディだという側面。どちらかで納得してくれればそれで良し、両方ダメなら諦めるか、あるいは何度か通うかではないか。
本人だけではなく、親等家族への説明についても、実はこれも別の意味で楽ではない。今はまだピンと来ないということだろう。
どちらにしても、活動の様子を写真やビデオにするとか、実績を積み口コミを期待するとか、この後やっていくことになろう。
他の方から、試行的なことをやっても良いのではと意見があった。お見合いというか。合同でやっても良いンじゃないかと追加意見。ああ、合コンね。更に外出で書けるのを一緒にやってみても良いんじゃないかと。
→それってもしかして“あいのり”ですか。
障害の重い人には無理なんじゃないかとの不安も出た。返事が無くても友だちと言えるのか、手がかかってしまっても友だちか、そうなってしまっては申し訳なくて、利用希望を出せない…。
参加者(受講者)の親御さんの間で議論になった。いえ、一緒にいるだけでも別に構わないし何をしなくてもよいでしょうと言う人もいた。逆に、たいへんなのは無理だよと言う人も。
これも私が正答を用意しているわけではない。ひとまずは、友だちかどうかは本人同士が決めればよいのではないでしょうかという返答をした。
実は(実はでもないか)介助関係が混入する中で友だち関係がどのようにあるかは、簡単な話ではない。全身性障害者の介助関係を語る場合もときどき話題になるところだ。だからここ(このblog)でわかったように終わらせてもいけないと思う。ただ、友だちだからという理由で介助をするのはあまり行われないようだし(無いわけではない)、また介助者をやっていて友だちになってしまうこともあれば、介助関係を通す人もいる。しかし介助と友だち関係は通常それなりに切り分けられながら成り立っているものだという発言はときどき聞かれる。“まあ友だちっていえば友だちですけどー。でも介助するときは介助者になりますねー。友だちでやっちゃいけないから…”と答えてくれた人もいた。
こういう話は、第1期でCFに入ってくれた人からもいずれ聞いてみたいものだと思う。
その他幾つか質問があったかもしれない。
個人的には、こちら側の提示するアイディアだけでなく、受講者側で自発的に膨らませていってくれることが興味深かった。そういえばヒット商品とはそういうものではなかったか。
次回は、別の側面について書く。
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コメント
名川先生、初めまして。satosho先生のところから来ました。satosho先生と同業者です。コミュニティフレンドに関心があり、トラバさせていただきました。今後ともよろしくお願いします。(と、昨日、コメントを書き込んだつもりが書き込めていませんでした。失礼しました)
投稿: MOMO | 2006/09/14 09:59
MOMO先生、初めまして。コメントありがとうございます。トラックバックについてもありがとうございます。何か反応をと思いつつ即応できませんでした。すいません。
トラックバック先のブログ拝見しました。ご指摘のように、旧くて新しい話なんだと思います。海外もそうですが、日本国内でも、既にあれこれやっていることが有るように思います。この話は今後どう化けるか化けないか良くわかりませんが、いろいろご示唆いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
投稿: ながわ | 2006/09/14 15:09