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2006/08/11

知的障害のある親の子育て支援(1)

愛本さんの「だいすき!!」は、本日が第3巻の発売日だそうだ。後でどこかの本屋に立ち寄ってみたい。大きめの本屋というと、どこかな。

「だいすき」(愛本みずほ、講談社)

関連HP→愛ちゃん本舗

全日本手をつなぐ育成会ほか、関連したところをいろいろ取材しつつ描いていらした様子が1~2巻からは伺えた。ある出版社の方にこれ関連の話をしたら、あれは私が紹介したんですよぉ、と言われて、そうだったんか、と。やはりこの業界ってば、狭い。

3巻の感想などはまた後日。みなさんも買いに行きましょうね(上のページで注文してもらえるともっと良いかも)(ニコニコ)。

以下、1~2巻のコメントや感想など。
こういったかたちでの応援というか、んー、書き方違うか。子育て漫画だよ、これも。
いまどき、子育てでトラブル親はいろいろいるわけで。

主人公はゆず(柚子)。授産施設に通う。こどもの名前はひまわり。夫は草ちゃん。が、自分の子どもを見る前に、亡くなってしまう。なぜ最初に夫が居ない設定にしてしまったのかなあとか、そういうのはあるけど。いろいろ考えたんだろうなあ。

ゆずの母親(だから祖母)の反対というか困惑から始まる。ゆずの弟とか施設職員は理解がある。祖母は、自分のこともちゃんと出来ないゆずが性行為などしない、親になれるわけはないと思う。そうだろうなあ。でも少しあって、ゆずに一緒に頑張ろうという。実際にも、子育てに親(祖父母)の手が重要な現実はあるようだ。
保健師に問題の指摘をさせる筋立てになっている。手際の悪い(というだけで済むもんじゃないかもしれんが)ゆずをいちいち指摘する。子育ては無理だという。でも周囲の手助けを借りながら、なんとかやっていくゆずを、厳しくも見守る。
2巻では保育園に預ける。実際にも、保育園は地域の子育て支援センターとしての機能も期待されている。保育園はいろんなことを教えてくれるし、目で見て耳で聞くことも出来る。子育ての様子や子どもの遊び方、子どもとの遊び方、コミュニケーションの取り方、ほめ方、怒り方、食べさせ方、他の子どもとの関係、寝ているときの見守り、風を通し、適当に閉め、具合の悪そうなときはどうするか…。漫画ではその辺のところはあまり描かず、ゆずは働きに出かける設定としているけれど、学ぶ場としての活用もあり得る。
その代わり、ゆずは働くこととの両立の大変さを経験しているようだ。それから保育士の先生との関わりとか、他の親とのつきあいとか。

さてさて、ここまで読んだ人は、実際に買って読みましょうね。1冊400円ちょっと。3冊大人買いしたってデニーズのちょっとリッチな昼食くらいじゃないですか。
(…と言い続けて漫画ばっかり買ってると、私みたいに貧乏になりますが)


ところで。
さっき、自分が妊娠し産み落とした子どもを殺した19歳女性のニュースがワイド番組で流れていた(10ch、スーパーモーニング)。同棲の末の望まぬ妊娠だったのだろう。「エイリアンみたいだった、死んでくれて良かった」との供述があったらしい。胎児を受け入れる気持ちを育てる時間がまったく無かったんだろうと想像させる。
幼稚な思考と言って納めてしまうには惨い。お腹の中の我が子を受け入れる気持ちは、じっくりと育てるものだろう。そのための十月十日だろう。
19歳の女性とその相手である男性にも、なにがしかの言うべきことはあるかも知れない。しかし、それらがどうであるにしても、幸せに生まれてきて欲しかった。

ゆずの場合は、子どもを受け入れる気持ちが育まれていた。子育ての下手さとかは当然あって、エピソードとして紹介されてもいる。でもそれは支援を受けていく部分の話。子どもを受け入れる気持ちがあるかどうかのほうが実際にはかなり重要になると思う。

大切なこととしては幾つかある(ようだ)。
受け入れる気持ち。子どもという存在の認識。生活それ自体の運営。性生活。支援者との関係。支援者の受け入れ。家族(親の親)の理解と支援。
そして困難であるときの判断・対応。

この辺の話題については私もあまりわかっているわけではないので、あれこれ書けない。偉そうには、ね。
とは言いつつ、これから少しずつ、書いていく。ビデオで拝見できるご家族とか、関連する本とか、これに関する研究とか。葛藤とか。
いい話と、難しい話と、それぞれ書いていく。
上で大切だと言った項目についても、ほんの少しだけ、書き足していく。

「成年後見とコミュニティフレンド」の連載も完成させないといけませんが。

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コメント

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投稿: ながわ | 2006/11/26 20:58

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