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2006/08/14

成年後見とコミュニティフレンド(5)

これまでの話は、(その1)(その2)(その3)(その4)を参照されたい。
前回(4)では年度末まで月1回年内4回の予算組をしたと書いたが、これは少ないので、理事会で話し合ってひとまず倍にした。月内2回までは費用を出せるようにということだ。またこれらは実際にやってみて、いろんな意見を聞きながら変更を考えていくこととしている。


さて、本題に戻る。

■どんな人が利用するか(利用対象者)。

A.
まず想定されるのは、ひとまず今は後見人は不要だが、将来必要となるだろう場合である。むしろ実質的には多くの知的障害者等がこちらに含まれるかもしれない。家裁による手続きではなく、PACガーディアンズとの契約により開始する。そういう意味では後見より簡便である(しかしもちろんいい加減ということではない)。そして、福祉職員等、支援者ではない関与者が居るとどうなるかを体験してもらうとともに、将来への後見人の必要性などを検討してもらえるようになる。場合によってはコミュニティフレンド(CF)から第三者後見人への進展も有りうるかもしれない。
(この点で近いのが東京都の社会貢献型後見人かもしれない。これとどこが同じでどこが違うかについては、後の連載回で述べる。)

B.
もうひとつには、既に後見人として“遠い人”が居る場合。コミュニティフレンド(CF)は“近い人”の役割を担ってもらう。法的な権限は無いが、それで良い。無いから「友だち」として関係を作らなければならない。また権限が必要だったらそのときは後見人が出れば良い。

こうすることによって、《本人-支援者-近い人(CF)-遠い人(後見人等)》というリンケージが出来る(さらに法律上は、後見監督人等をその先にリンクすることもできることになっている)。ここで気をつけて欲しいのは、支援者と“近い人”は同じ人が担わないというところ。後見人と同じく、支援者のような立場の人と利益を同じくするべきではないからである。


■どんな人がコミュニティフレンド(CF)になるか。

出来れば本人の近くに居る人。物理的に近ければ越したことはないが、友だちづきあいできる距離であればよい。つまり、週末など一緒にどこかに出かけられるような人。
本人が心を許せる人。以前から知っている人であればよいかも知れないが、そうでなければ、これから仲良くなれる人。ただし、上述のように、支援者ではない人。親など親族ではない人。
じゅうぶんではなくとも良いが、基本的な権利擁護に関する認識を持っている人。また成年後見に関する見識も持っている人。この辺は研修をしてもらう。誰のためにと言われたら、これは本人のためだということは、少なくともコミュニティフレンド(CF)とPACガーディアンズとの間で互いに確認されなければならない。
契約を交わす利用者さんはせいぜいが若干名程度になるのではないか。本業の合間に行うことであり、また、ヘルパーの仕事のように数をこなさなければならないのでもない。付き合っていく中で、ぼーっと利用者さんの将来など考えていく時間を持つのであれば、そんな多くの人とつきあえるものではないはずだ。第一、友達はそんなに多くて良いものでもないでしょう?
そして、PACガーディアンズとの連携を取れる人。これは2つ理由がある。まず、CFはCFのみで振る舞うには立場が弱いので、何かあったときにはPACガーディアンズに相談してもらえるようにしなければならない。それから、試行事業としての理由もある。研修を受けてもらったり、経過を報告してもらったり、一緒にコミュニティフレンド(CF)のあり方を検討してもらえることが必要だからである。

(続く)

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