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2006/07/04

これからが本番です。

前報「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」について、補足。たいして(ほとんど)関わっていない私がこういったことに言及するのも僭越に思いますが、若干のお手伝いとしてニュース紹介をした手前、少しだけコメント。

この条例については、いろいろ技術的に難しいこともあるように聞いています。それらについて把握できているわけではないのですが、現段階で、現情勢で、障害者の暮らしに関する議論と理解を広め、歯車をひとつ回すには、このようにする必要があるのではないかと感じます。他に歯車を回すための手段が、この日本では極めて限られています。難しい部分については、関係諸氏諸機関等よくよく検討していただきたいとは思いますが、しかしそれで本条例案をすべてご破算にして良いことにはなりません。

それとともに、やはり障害と障害者に関することがもっと世間で普通の話題になっていくことが重要なのでしょう。そのための具体的な展開が、ますます求められている。今回の経緯を拝見しても、まだまだ不十分であることを痛感します。

先のニュースNo.52の末尾に、議会傍聴者のどなたかの言葉として「これからが本番です。」との記載があります。これは9月議会までの間に、更に議論の輪を広げていくべきことを指しているのでしょう。しかし同時に、いろんな場面で、具体的な問題・課題のレベルとして、どのように理解を広げていくかをすぐにでも考え実践していくべきことをも示しているようにも思えます。今回の条例案が、そのような積極的な理解促進のための有用な根拠となることは言うまでもありません。

この前に書いた後藤玲子さんの“公共的相互性”が改めて思い起こされます。このことはまた別途書きます。


いずれにしても、いろんな意味で、「これからが本番です。」

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コメント

はじめまして。あずまと申します。少しづつですがアマルティア・セン氏の本を読み始めているのですが、どうも難しくてよくわかりません。なにかわかり易い本はないでしょうか。実は、ある本で紹介されていたのですが、セン氏の理論をもとにインドでは貧困層の方が、独立していくために事業資金の貸出制度を創設し、それが非常にうまく運営しているそうです。貸し倒れされることも少なく、「自分たちは認められているのだ」という意識が芽生え、やる気が出ているそうです。そのように人々の意識を変え、生活態度を変えた理論とはどのようなものか、どうやったらそのような道筋をたどれたのか是非とも知りたいと思い、読み始めたのですが、定理や公式に自分の頭がついていけません。なにかわかり易い紹介書はないでしょうか。
よろしくお願いいたします。

投稿: あずま | 2006/07/09 19:54

あずまさま
コメントありがとうございました。が、申し訳ないですが拙blogの書き込みから推測されるとおり、私もアマルティア・センについて何か示唆を差し上げるほどの知識はありません。たまたま後藤さんの講演を聴き、初心者には有り難いなと書き記した次第。ごめんなさい。何かわかりましたらまたお教えください。

どなたかここへ来た方で分かる方いらっしゃいませんか??

それから、インドの事業資金貸出は存じませんが、日本だと多重債務者等に対する信用生協が幾つか動き出しており、気にしています。先鞭が岩手など。最近東京でも出来、また千葉ほかでも準備をしている。これらを支えるのは事前の緻密な返済計画作成とカウンセリング等の支援努力と聞きます。上手く行くものもそうでないものもあるようですが、上手く行ったとしたら、何らかの信頼関係なども基底にはあるのかもしれません。
関係なかったらすいません。

投稿: ながわ | 2006/07/09 21:35

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 また千葉県ローカルネタです。県障害者条例案が県議会最大会派である自民党の否決通 [続きを読む]

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