~様と言えばいいってもんじゃないだろう
昨日の研究成果報告会でのこと。
現場医師の発表。
パワポで先ず、ベッドでほぼ寝たきりになっている高齢者の写真(本人許可取得済み)。
尊厳をと言われて私はずっとわからなかったんです、とその医師。“~様”と言えばいいってもんじゃないだろう、と。
それで、その人たちの語りをそのまま書き取る仕事と、それからその人の若い頃からの写真・映像を編集する仕事を始めた。書き取りをナラティブノート、映像をナラティブアルバムと名付けた。
個人的に関心を持ったのは、そのアルバムのほう。
冒頭の高齢者の、若い頃の映像が流れていくのを見る。その方は教師をしていた。それから家族との写真。そして少しずつ齢を重ね、今に至る。その人の辿ってきた、人生、軌跡。
その後、職員は“~様”じゃなくて「先生」という呼称を皆が自然とするようになっていったのだそうだ。
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