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2006/05/11

知的障害者・自閉症者が関わる裁判

法政大学の佐藤彰一さんが法科大学院の紀要に事件報告を書き、これをpdfでアップした。

★リエゾン事件報告

佐藤さんの書いたプラットフォーム転落にかかる裁判については、個人情報はともかくこういう類の事件があるということは聞いていた。その顛末までは知らなかったので、興味深く拝見した。関哉さんの事件報告もあるけど、すいません、今回はこっちだけ紹介。

知的障害を伴う自閉症で言葉のないタイプ、いわゆるカナー型の青年が、駅のプラットフォームで初老のご婦人を突き飛ばして転落させたのではないかということで損害賠償請求を受けたもの。刑事は不起訴。突き飛ばしたという事実関係それ自体についてもその後必ずしも確実ではないとして争われることになるようだが、結局は和解となる。

詳細はpdfの文章をお読みいただくとして、しかし一筋縄では行かなかったことが読み取れる。
経緯の記載の後、“いくつかのことども”として遠慮がちなタイトルでディスカッションが示されているが、重要な問題が指摘されている。
例えば、医療観察保護法が成立していたタイミングだったら、事態は更に難しくなっていたことがわかる。またプロセスの各段階で、障害のある人の取り扱いに疑問があること。そして、このような司法の場での争いというかたちでしか出会えない不幸。

少し専門から外れるのでこれ以上のコメントも付けられないが(付けるとしたらもう少し調べ直して書かないといけなくなる…感情的なことだったらあれこれあるけどそれはカット)、こういった(おそらくは)楽ではない事件をきちんと取り組んでくれる弁護士の存在というのは、ますます大切になると改めて感じさせられる。

全体にぼやっとした書き方ですいません。具体的にはpdf文章をご確認くださいませ。

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