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2006/05/24

支援者向け、消費者被害・トラブル研修会の準備

下書きを保存しようとしたらエラーでおじゃんになってしまった。気持ちがくじけた。ひどいなあ。

出張で愛知県弁護士会館へ。障害者の消費者被害に詳しい弁護士と支援に携わる福祉関係者と、大学の人間とで会議。支援者向け研修会がだいたい固まる。7月の実施に向け、これから準備をしていく。よーいドンの号砲が鳴った感じ。

対象は現場の支援者。少人数の研修とする。理解のある弁護士にご協力をいただき、かなり中身を濃くして行うつもり。
目的は、支援者が身近な知的障害者・発達障害者の消費者被害・トラブルについて、気づき、支援に結びつけるまでを行えるようにすること。知識や手順だけではなく、これならやれるとの気持ちとパワーを持ち帰ってもらう。また県内の支援体制形成の基幹的な役割を担っていただけるようにすること。更に、今後引き続き実施する予定のより広範な支援者向け研修会について、協力いただくことも企図している。
この研修会のもうひとつの特色は、この研修企画を通して愛知県弁護士会の有志の方々との連携を作っていくというところにもある。この研修会の後、実際の連携実践が積み重ねられることになると予想されるが、それを通じてさらに協力の流れが出来るようにしていく。メインのホームページにも示したとおり、こういう課題の解決については法律関係者だけでも福祉現場の支援者だけでもじゅうぶんではない。

目的の中に、気づきから支援に結びつけるまで、と書いた。これまでの会議の中でも指摘され、また昨年12月に行われた日弁連の「高齢者・障害者の消費者被害110番」結果からもわかるのだが、知的障害者・発達障害者の消費者被害・トラブルはなかなか相談に上がってこない。国民生活センターのデータその他からも、彼らの被害が増えていることは認識されている。また現場でもいろいろあることは以前から理解されていた。しかし被害として認識され、支援に結びつけられるまでがなかなか上手く行っていない。原因は幾つか考えられる。本人・家族が被害認識自体がない場合がある。あるいは相談に持ち込むことを忌避したり自分の招いたことだから相談することも出来ないと考えたりすることもある。周囲の人間もお金のことなので立ち入れないと考えて事態が大きくなることもある。作業所のような日中活動の中だけでは本人が困っていても周囲が気づけないということもあるし、更に気づいていても職員自身がどうして良いのか分からず、うーん仕方ないなあと唸ってお終いということもある。これらが重なって、現場などでくすぶっているトラブルは少なからずあると思われる。だから、それらの関係者に“あなた一人のせいじゃないし、対応はあるんだよ”と理解してもらうところから始める必要がある。それでそのためのリーフレットも作成しているところなのだが、並行して上記のような研修会も準備しているのだ。
もちろん本人・家族向けの企画もあるし、行われているところもあるのだが、こちらでは研修者向けのかなり突っ込んだものをプログラム化し、パワーを身に付けていただくようにしたい。そのために法的な理解については、私たちの曖昧な知識について弁護士とのやりとりを通じて実践的に理解する時間をとる。また重ねて、事例に基づき弁護士の闘い方を教えてもらい、これに支援者がどう絡んでいくかをやはりやりとりを通じて学ぶ。そして最後には支援者が自分たちの視点に戻って、自分の身近でどう気づくか、どう支援に結びつけ、そして日常生活に戻していくかを演習的に理解していく。弁護士有志の積極的な協力と少人数構成だからこそ出来る、ハードで濃い研修になるはず。

今から楽しみ。
要綱や実施結果については、またupできるようになったらします。

会議終了後は更に細部の詰めを行うということで、参加者の一人が馴染みにしているワインとチーズのお店へ。とても良いところなのでいずれ紹介。
帰りの新幹線は、一緒にやっている堀江さんと諸事項打ち合わせなど。楽しみな企画がまた増えた。それだけ仕事も増えるということだけど、役に立つホームページの構築とか、やって楽しい仕事は頑張りたい。
それと、最近出た「ヨコハマ買い出し紀行」14(最終巻)について語ってしまったり。これもまた別稿で。

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