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2005/02/12

小遣い帳(4)

小遣いと言わずに「個人裁量分の支出/経費」などと言うべきかも知れない。子どもの練習的意味の金銭使用とは違い、その人の生活の重要な部分を占めていると思われることも少なくないからだ。


CDや雑誌を買う。歯ブラシを買う。カラオケに行く。彼らを取り巻くお金の出入りを(彼らから聞く範囲で)眺めると、小遣い以外にその人らしい生活を表現する部分はあまり見えない。大きな額の買い物について把握しようがなければ、一層その感覚は強まる。小遣いとして数え上げられる部分がその人にとって余剰であるとは決して思わない。その部分がなければ、ただ生きているだけの生活に近くなるように思える。その部分で自分の生活にささやかな彩りを自由に付けられることが、消費生活上から見る、自分らしい暮らしのむしろとても重要な部分だ。
それよりも小遣いを「小遣い」という矮小化された(?)表現にしているのは、むしろ彼らが自分の給与等収入全体について認識がないということ、支出の全体について把握がないということのほうだろう。そのとき彼らの扱うお金は、実生活から遊離した消費になりかねないということになる。収支全体を話しても理解が難しい人もいるかもしれない。しかし十分理解できる人、あるいはその人なりの理解の仕方があり得る人の場合でも、自分の年金額や家賃について曖昧な場合がほとんどだった。興味がないように見える人もいた。この辺りはもう少し考えていって良いように思う。

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