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2005/02/12

小遣い帳(2)

地域で暮らす知的な障害のある方々について、お金の使い方などをずっと聞く作業をしている。今のところグループホームに訪問させていただいている。関東の何カ所か、東海の何カ所か、それから近畿についても少し足を伸ばすつもり。またいずれ一人暮らしの方などについても広げていきたい。


小遣い帳をベースにするが、それ以外も聞く。グループホームのみなさんの場合、多くのかたは仕事をしているから、帰宅後に始めることとなる。寝る前までに3人前後。(公式には)あまり宵っ張りの人はいないから、9時過ぎには終える(実際には上手く眠れなくて深夜活動する人とかもいる場合もあるけど)。そして、補足的に世話人や支援者から話を聞き、終わる。
仕事のこと、通勤のこと、日常の買い物、大きな買い物の方法、等聞いていく。嗜好的なことが専らだが、ときにはもう少し深いプライベートな話をしてくれることもある。もともとお金の話は暮らしや考え方に関わっているものだから。プライベートなことを聞いたときには、その扱いは慎重になる。
これまではそうでもなかったのだが、今回はインタビューの最後に、これからの暮らしだとか将来の希望を聞いて終わることが多かった(何故そうなったのかは、あとで何となくわかった…彼らがそれを語ることが出来るようになっていった背景を聞いた、が今回は割愛する)。

本題に入る前に、小遣い(と言われるもの)に関する概要から。このようなデータは、むしろ質問紙調査等によって把握していった方が良いような類のものだ。
小遣いとして渡されるお金は、親、法人、世話人、それぞれの意図・方針により定められているらしい。本人の収入から渡される場合が多いが、一部、親から渡されるという場合も見受けられた。ほとんどの場合、通帳・印鑑は両方、あるいは片方を法人/世話人が持ち、生活費等(居住費、光熱費、食費、共益費)が支払われ、小遣いが本人に渡されているようだ。
小遣いの額は収入や給与額に応じてというよりも、その人の扱える額によって変わるように思われた。1ヶ月に1万円あるいはそれ以上の人もいれば、数千円もしくはそれ以下の場合もある。これ以上を持っている(渡される)人はあまり居ないらしい。一部、会費等の支払い分を込みで渡される人がおり、この場合は少し高かった。額の少ない人は過去に浪費等の経験があり、支援者との話し合いの中で低額となったという例が含まれる。現在は安定した使用をしている人でも、これ以上渡すと使い方が荒れるからという理由であまり高くできない人もいた。
渡され方は、1月に1度という人と、1週間に1度の人がいた。これもやはり1度にまとめて渡すとすぐに使ってしまうからということで週単位で分割して渡すという説明を聞いた。これに加えて、足りなくなったら申請に応じて渡すという場合もあった。

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